2015年11月17日 星期二

「パリ同時多発テロ」で世界の敵対関係どう変わるのか?

「パリ同時多発(たはつ)テロ」で世界の敵対関係はどう変わるのか?
1113日、120人以上の犠牲(ぎせい)者を出す大惨事(さんじ)となったパリ同時多発テロ。ISによる犯行と断定(だんてい)されたこの事件は、今後の世界を大きく変えそうです。メルマガ(メール・マガジン)『ロシア政治経済ジャーナル(journal)』では、予想される各国の動きを詳細(しょうさい)に解説しています。

巴黎恐怖攻擊將會如何改變世界各國的敵對關係?
11月13日,巴黎發生多起恐怖攻擊事件造成120人以上死亡的大慘劇。目前斷定由IS(伊斯蘭國)所犯下的事件,將會大幅改變今後世界局勢的發展。電子雜誌『俄國政治經濟周刊』中,預測並針對各國未來的動向做出詳細的解說。

「パリ同時多発テロ」で何が変わる?
皆さんご存知のように、フランス史上最大、最悪のテロが起こりました。今日は、これについて考えてみましょう。

『巴黎恐怖攻擊』將會改變什麼?
眾所皆知,巴黎發生史上最大、最嚴重的恐攻事件,今天就由此讓我們來探討與思考。

何が起こったのか?
時事通信1115日に、「何が起こったのか?」がよくわかる記事がでています。
パリ同時多発テロ前の状況
以上、13日に起こったことを見ました。

しかし、状況(じょうきょう)をもっと深く理解(りかい)するために、テロリストがいっている「シリアで何が起こったのか?」を知る必要があるでしょう。
 但,為了深入了解所有情況,必須要了解恐怖分子所在的敘利亞到底發生了什麼事。

中東、北アフリカ諸国(しょこく)2010年ごろから「アラブの春」と呼ばれる革命運動が活発(かっぱつ)になりました。実際にいくつかの国で、独裁政権(どくさいせいけん)崩壊(ほうかい)しています。
中東、北非諸國在2010年左右開始稱為 『阿拉伯之春』的革命運動。事實上有許多國家的獨裁政權已經處於逐漸垮台狀態。

2011年末、独裁者アサドが支配するシリアでも、「革命運動」がおこってきた。ロシアは、事実上の同盟(どうめい)国であるシリアのアサド現政権を支持。一方、欧米は、「反アサド派」の支援を開始しました。もちろん今回テロがあったフランスも。このは、皆さんご存知ですね。
2011年末,敘利亞獨裁統治者巴沙爾●阿薩德也發動所謂革命運動。俄羅斯方面以同盟國身份支持現有的阿薩德政權;另一方面歐美則是支持反阿薩德派系。當然,這次發生恐怖攻擊的法國也是其中之一。

「イスラム国」は当時、欧米が「民主(みんしゅ)主義を求める勢力(せいりょく)」と定義(ていぎ)した「反アサド派」に属し(しょく属するていました。長くなるので、ここでは詳細(しょうさい)に触れませんが、「イスラム国」【驚愕(きょうがく)の正体】については、こちらの記事をご一読(いちどく)ください。
伊斯蘭國當時被歐美認為是『追求民主主義的善勢力』的反阿薩德派。因為這部分較為冗長,這裡篇幅無法仔細說明與紀載,可以參照『伊斯蘭國:令人震驚的真面目』文章,內有詳細介紹。

欧米対ロシアの「代理戦争」と化したシリア内戦は激化していきました。
なかなかアサド政権は倒れない!」
業を煮やしたオバマは20138月、「シリアを攻撃する!」と宣言します。しかし、翌9月、「やっぱシリア攻撃やめた!」と戦争をドタキャン。世界を仰天させます。
歐美對俄羅斯的彼此杯葛造成敘利亞內戰更劇烈化。
 『無法打倒阿薩德政權!』
歐巴馬在2013年8月宣示攻擊敘利亞。但隔月9月卻宣布突然停止攻擊敘利亞,造成世界的震驚。

プーチンの説得により「化学兵器破棄」に同意したアサド。誠実に約束を守り、政権を延命させることに成功しました。
阿薩德在普丁的遊說下同意放棄使用化學兵器。並且確實遵守這項約定,以此成功延續了政權。

アメリカの熱意が衰えてきたことで、「イスラム国」は「反アサド派」の枠にとどまらない活動を開始します。
美國的關注減退了的情況下,伊斯蘭國(ISIS)以反阿薩德派之名義,開始了無法阻止的行動

20141月、「イスラム国」は「独立」を宣言しました。同6月には、「カリフ宣言」。そして、彼らは外国人を片っ端から捕まえ、身代金を要求。「公開処刑」の動画をネット上に公開し、世界を震え上がらせました。
 2014年1月,伊斯蘭國發表了獨立宣言;並於同年6月發表Calif宣言。接著開始綁架外國人,並且要求贖金。並且在網路上放上公開處刑的影片,震驚全球。

20148月、オバマは、「イスラム国」への空爆開始を宣言。同年9月、今回テロがあったフランスが空爆参加を表明。「有志連合国」の数は、どんどん増えていきました。
2014年8月,歐巴馬宣布對伊斯蘭國進行空襲。同年9月,法國也表明參加空襲。有志聯合國的數量逐漸地增加。

しかし、アメリカを中心とする空爆は、どうも「本気」が感じられません。1年間空爆をつづけている間、「イスラム国」は弱くなるどころか、逆に支配領域広げていった。
但是,以美國主導的空襲,卻讓人感覺不出有全力投入的感覺。 經過一年的空襲攻擊後,不僅沒有削弱伊斯蘭國的勢力,反而被其佔領的領地擴大了。

ロシアは、欧米の空爆について、「本気ではない。イスラム国をアサド政権打倒のための武器として使っている」と考えています。
俄羅斯對於歐美的空襲行動認為,只是為了利用伊斯蘭國作為武器,打倒阿薩德政權,並不是認真的以空襲方式壓制伊斯蘭國。

長びくシリア内戦。支配領域を拡大していく、残虐な「イスラム国」。結果、新たな大問題が起こってきました。それが、「大量難民」の問題です。テロが起こる前、欧州のメディアは、毎日「難民問題」がメインでした。
延宕已久的敘利亞內戰;領土逐漸擴大、殘暴的伊斯蘭國,造成了更大的問題。也就是『難民潮』。恐怖攻擊發生前,歐洲媒體幾乎是以難民問題做為主要報導題材

2015930日、ロシアがシリア空爆を開始。「共通の敵イスラム国を打倒するため」という建前ですが、本音は、親ロシア・アサド政権を守るため。それで、「イスラム国」と「反アサド派」両方を空爆しています。
 2015年9月30日,俄羅斯開始對敘利亞進行空襲。雖然是以打倒伊斯蘭國作為主要的作戰方針,事實上是為了鞏固親俄派的阿薩德政權。因此對伊斯蘭國與反阿薩德派兩方開始了空襲攻擊。

「イスラム国をアサド打倒のために利用したい」欧米の「なんちゃって空爆」と違い、ロシアは本気。1か月半の空爆で、アサド政権は元気を取り戻しました。アサド軍は現在、着々失地を回復しています。これが、「パリ同時テロ」が起こる前の状況です。
不同於歐美以伊斯蘭國打倒阿薩德政權的計畫的這種玩笑式的空襲,俄羅斯是認真的。經過一個月半的攻擊後,阿薩德政權也重新取回其地位,阿薩德軍也漸漸收復領土。這是巴黎恐攻發生前的狀況。

次に、「パリ同時多発テロ」で何が変わるかを考えてみましょう。
接著,讓我們一起來探討巴黎恐攻後會改變什麼。

・フランス
まず、テロが起こったフランス。オランドさんは、「イスラム国」に逆襲せざるを得ないでしょう。つまり、いままでとは違って、真剣に「イスラム国」を空爆しなければならない。ここでやめたら「イスラム国に屈した」ことになります。
首先,是遭到攻擊的法國。總統奧朗德對於伊斯蘭國的逆襲感到無法理解。也就是與以往不同,接下來將會全力對伊斯蘭國進行攻擊,不這樣做將有會屈服於伊斯蘭國的氛圍。

・欧州全般
欧州はどうでしょうか? 欧州は、今回のテロを、「難民受け入れ拒否」の口実として使うでしょう。というのは、テロリストの中に、「難民が含まれていた」という報道があるからです。
至於歐洲其他國家呢?經過這次的恐攻後,將可以利用恐怖分子混雜在難民中的這個理由拒絕接受難民入國。
 ------------------11/18翻譯至此 (前段落加上假名發音)-------------
朝日新聞デジタル1115日から。
検察会見で、サッカー場で見つかった自爆テロの容疑者1人の遺体の近くから、シリアの旅券(パスポート)が見つかったと述べた。旅券の人物はシリアで19909月に生まれ、現在は25歳になる。だが容疑者が旅券の所有者本人かどうかは不明。

檢調單位表示,在足球場發現的一名疑似自殺炸彈客的遺體附近,發現了敘利亞的護照。該護照持有者為1990年9月於敘利亞出生,現年25歲。但嫌犯與護照所有人是否相符目前並不清楚。

ギリシャ政府は会見に先立ち、この旅券の所有者が103日、トルコ国境に近いギリシャ東部レロス島で難民として手続きをとった記録があることを明らかにした。ギリシャは指紋などのデータをフランスに送った。
希臘政府先行發現並表示,此護照的持有者在10月3日,於土耳其附近的希臘東部萊羅斯島辦理了難民的手續。希臘已經將指紋等相關資料送至法國。


実際、「難民の中にイスラム国メンバーが混ざっていること」は大問題です。「便衣兵」(=敵を欺くために私服を来た軍人)を大量に入れているようなもの。
實際上,難民中混入伊斯蘭國的成員是個非常大的問題,便衣軍隊(為了欺瞞敵人而穿著私服的軍人)可能大量混入其中。

というわけで、欧州が今回のテロで、「難民を規制しよう」となるのは、当然の流れですね(難民が欧州に来なくてもいいよう、シリアの安定化が急がれます)。
也就是說,這次的恐怖攻擊事件將難民限制的更加嚴格是相當合理的走向。(難民不來歐洲的話可以加速敘利亞的安定)。

・ロシア

あまりよくない言い方ですが、事実として、「パリ同時テロ」で楽になるのがプーチン・ロシアです。
雖不能明著說,但對於俄國普丁總統的立場,巴黎恐怖攻擊是有利於他的情勢。

皆さん思い出してください。「クリミア併合」で、プーチンが「世界の孤児」なったのは、18か月前です。今、「ウクライナ問題」を思い出す人は、ほとんどいません。
請各位回想一下,一年八個月前的克里米亞自治共和國合併,使得普丁呈現被世界孤立的狀態。但現在幾乎沒有人會想起烏克蘭問題。(備註:克里米亞自治共和國原屬烏克蘭之自治國,但於2014年3月16日自行宣布脫離烏克蘭,加入俄羅斯聯邦。)

ロシアのシリア空爆は、当初「反アサド派を空爆している!」と非難されました。しかし、批判の声はどんどん小さくなっています。
而當俄國針對敘利亞進行空襲時,當時指責針對反阿薩德派的攻擊的批評聲音也逐漸的減少。

「パリ同時多発テロ」を受けて、プーチンはこんな声明を出しました。
對於巴黎恐怖攻擊,普丁提出以下聲明。


◇ロシア
 ロシアのプーチン大統領は14日、オランド仏大統領に弔意電報を送った露大統領府によると、プーチン氏は「野蛮なテロ」と非難し「この悪との戦いには国際社会の真の協力が必要なのは明らかだ」と訴えた。シリア空爆を巡り、ロシアが欧米諸国と対立していることなどを念頭に置いた発言とみられる。 
俄國普丁總統於14日,發送慰問的電報給法國的總理奧蘭德。其中普丁指責野蠻的恐怖攻擊,並希望未來能夠聯合國際社會的力量一同對抗惡勢力。先將敘利亞空襲、俄國與歐美諸國的對立等狀態先暫時和緩。

毎日新聞1115
いつの間にか、「クリミア」「ウクライナ」問題は忘れ去られた。そしてプーチンは、「欧米と共に、共通の敵イスラム国と戦う同志」になりつつあります。1年前には、「ヒトラーの再来」と呼ばれた男が、見事ですね。
不知不覺,「克里米亞」「烏克蘭」問題已經被遺忘。接著普丁以與歐美攜手,共同打擊伊斯蘭國的目標為導向前進。約一年前,這個被稱為希特勒再世的男性,果然是有他的一套。

そして、「ロシアが欧米と和解にむかう」のは、RPE3月に予想したとおりです。
接著,俄國與歐美和平共處的導向,就圖同RPE於3月時的預測一般。

・アメリカ
「パリ同時多発テロ」前、アメリカは影響力の低下に悩んでいました。
恐怖攻擊發生前,美國正對於自己在世界的影響力降低的事情煩惱不已。

3月、「AIIB事件」が起こり、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、イスラエル、オーストラリア、韓国などが、アメリカを裏切り、中国側についた。
3月,AIIB事件發生。英國、法國、德國、義大利、以色列、澳大利亞、韓國等國背叛了美國,轉向與中國交好。

世界は現在、「米中覇権争奪戦」をにまわっています。しかし、勝敗は、「その他の大国がどっちにつくのか?」できまる。
世界局勢目前主要以美中強權爭奪為主軸。但勝負將會以其他大國會對誰靠攏來決定。

アメリカにとって特に痛いのは、味方だと思っていた欧州諸国があきらかに米中間で揺れている。むしろ「中国側」に傾いている。
最讓美國無法放心的是,原本以為是自己夥伴的歐洲各國,卻開始在美中中間搖擺不定,更別說開始偏向中國了。

今回のテロで、アメリカは、「イスラム国との戦い」を名目に、欧州への影響力回復につとめるでしょう。
這次的恐怖攻擊,美國以「共與伊斯蘭國作戰」的名義,希望能恢復在歐洲間的影響力。

「敵の敵」は味方。「イスラム国」という「共通の敵」を利用し、アメリカ、欧州、ロシアの連帯を構築しようとすることでしょう。
敵人的敵人就是夥伴。利用伊斯蘭國這個共同的敵人,將美國、歐洲、俄國建立起聯盟的關係。

しかし、アメリカは、この連帯を、最大の脅威である中国に対抗するために使うかもしれません。
但對美國來說,這個聯繫,也許是用來對抗最大的威脅,也就是中國而建立的。


2001911日、アメリカで同時多発テロが起こりました。そして、世界は大きく変わりました。20151113日、「パリ同時多発テロ」が起こった。今回も、世界は大きく変わるはずです
2001年9月11日,美國發生重大恐怖攻擊,並且連帶影響世界局勢。2015年11月13日,巴黎恐攻事件發生,這次也可能會給世界帶來巨大的變化也不一定。

------11/19初步翻譯完成---
P.S Blogger的編輯好怪,要套中文的底色卻套不上去

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